オーストラリア原産のサイトハウンド、「オーストラリアン・スタッグハウンド」について紹介します。
■犬種名
英語で”Australian Staghound”と書きます。
■起源
ヨーロッパからの入植者がオーストラリアに持ち込んだグレーハウンドとディアハウンドの子孫で、アメリカン・スタッグハウンドの遠い親戚ですが、別の血統です。
18世紀末から狩猟に使用されてきたと言われていますが、交配された時期は正確には分かっていません。
今のところ、主要なケネルクラブには登録されておらず、また登録しようという試みもないようです。
■特徴
豚、カンガルー、ウサギなどを狩るために使われます。
体高はオス68~76センチ、メス65~73センチの大型犬で、見た目は多くは普通のサイトハウンドのようにスリムです。
耳は様々な形で、垂れていることも立っていることもあります。尾は他のサイトハウンドと同様、通常細長いです。
犬種として確立されているわけではないため、個体差が大きいです。
毛色はフォーン、ブリンドル、ブラックなど様々で、白斑が入ることもあります。毛質はラフとスムースの二種類があり、長さも様々ですが、毛が長い犬は少ないようです。ラフの場合、ディアハウンドのような見た目、スムースの場合、グレーハウンドのような見た目に近くなります。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
■まとめ
オーストラリア原産のサイトハウンド、「オーストラリアン・スタッグハウンド」について紹介しました。独立した犬種というよりは、ラーチャーやアラスカン・ハスキーのように様々な犬種が交配されてできた、似たような特徴を持つ雑種に近いです。日本にはほぼいないと考えてよいと思いますが、ラーチャーなど世界的に見れば同じようなタイプの犬を飼っている人は多そうです。歴史もかなり古いようなので、特徴なども固定されてきているかもしれませんね。