ストーンコーナーズ・キャトル・ドッグ


イタリア原産の牧羊犬、「ストーンコーナーズ・キャトル・ドッグ」について紹介します。

◼️犬種名

英語で”Stone corner’s cattle dog”と書き、”Pastore Collepietra”とも呼ばれます。”collepietra”とは「石の丘」を意味します。

◼️起源

イタリアのコレピエトラの乗馬クラブ、「ストーンコーナーズ」のメンバーによって作出されました。第一のブリーダーはオズワルド・ハラー氏でした。

明確にはわかっていませんが、ジャーマン・シェパード・ドッグと地元の牧羊犬の交配、またはジャーマン・シェパード・ドッグとルーポ・イタリアーノの交配で出来たと言われています。しかし、ルーポ・イタリアーノにはマールが普通は存在しないので、本当にこの二種だけを掛け合わせたのなら毛色に関して疑問が残ります。

かなり珍しく、今のところ主要なケネルクラブにおいては公認されていないようです。

■特徴

中型の牧羊犬で、優れた番犬やコンパニオンドッグにもなります。

丈夫ではたらくことを好み、アジリティなどのドッグスポーツにも向く犬種です。また、家族には愛情深いです。

三角形の耳とふさふさとした長い尾を持ちます。耳は立ち耳のことも半立ち耳などのこともあります。

毛色はブルーマールが多いです。ブルーマール同士を掛け合わせると障害を持つ子犬が生まれる可能性がありますが、この犬種の場合ブルーマールの毛色の犬の割合が大きい理由は不明です。毛質はセミロングのストレート~(少し)ウェービーです。

◼️登録

JKC 非公認

FCI 非公認

◼️まとめ

イタリア原産の牧羊犬、「ストーンコーナーズ・キャトル・ドッグ」について紹介しました。かなり新しい犬種ですが、掛け合わせた犬種が正確には分かっていないなど、資料も少ない希少犬種のようです。