フランス原産の猟犬、「ブリケ・ド・プロヴァンス」について紹介します。
■犬種名
フランス語で”Briquet de Provence”と書き、英語で”Provence Hound”などとも呼ばれます。”Briquet”は「中型犬」という意味で、フランス南東部のプロヴァンス地方からこの名前がつきました。
■起源
フランス南東部のプロヴァンス地方原産です。正確な起源は不明ですが、このタイプの犬は1440年から文献に登場しており、20世紀初頭に広く普及しました。その後もいくつかの文献に登場しています。第二次世界大戦によって数は激減しました。2003年に犬種クラブが作られ、2006年にSCC(フランスのケネルクラブ)に公認されましたが、現在も登録される子犬は少ないです。
■特徴
体高はオス50〜55センチ、メス44〜50センチ、体重は18〜27キロの中型犬です。
見た目は身体ががっしりしていて脚はあまり長くないです。セグージョ・イタリアーノなどのヨーロッパ原産の他の猟犬種にもよく似ています。
勇敢で粘り強く有能な猟犬であり飼い主に従順で友好的です。猟犬のため、吠え声が大きいです。
毛色はレッドが多く、胸や顎などに白い小斑があることもあります。濃いレッドはレンガのような色と言われます。毛質はスムースコートです。
耳は長い垂れ耳で、尾は低い位置についていて長いです。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
SCC 公認
■まとめ
フランス原産の猟犬、「ブリケ・ド・プロヴァンス」について紹介しました。歴史のある猟犬ですが、ローカルで希少な犬種なのですね。
(参考文献)
いずれも2024/8/25参照
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Briquet_de_Provence
https://fi.m.wikipedia.org/wiki/Provencenajokoira
https://www.centrale-canine.fr/articles/4-races-francaises-non-fci-decouvrir
https://www.centrale-canine.fr/le-chien-de-race/briquet-de-provence