スカンジナビア半島原産のそり犬、「ユーロハウンド」について紹介します。
■犬種名
英語で”Eurohound”と書き、”Euro dog”や、スカンジナビア半島原産であることから”Scandinavian hound”とも呼ばれます。
■起源
スカンジナビア半島で狩猟や犬ぞりレース用に作出された犬です。現在ではそり犬として有名です。
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターやイングリッシュ・ポインターなどのポインター犬種とアラスカン・ハスキーを交配したタイプは被毛が短く短距離のレースに適し、さらにアラスカン・ハスキーをかけると長距離のレースに向く毛質になります。
雑種強勢を目的とした交配や、戻し交配なども行われますが、元となる犬種や割合が異なるために、かなり個体差があります。
■特徴
ポインターとアラスカン・ハスキーの割合が50%ずつの個体は半直立耳を持ち、毛色はブラック&ホワイトやブラック&ホワイトにティッキングが多いです。アラスカン・ハスキーの割合が高くなると、見た目もアラスカン・ハスキー寄りになります。また、毛質はジャーマン・ショートヘアード・ポインターに似たスムースコートと言われます。
■登録
FCI 非公認
JKC 非公認
■まとめ
スカンジナビア半島原産のそり犬、「ユーロハウンド」について紹介しました。
元々そり犬としてだけでなく狩猟犬としての目的もあったためか、ポインターの血が導入されていると言うのが興味深いですね。
各個体の祖先の犬種の割合が様々で、見た目も異なるためどちらかと言うとアラスカン・ハスキーやラーチャーなどのように雑種と言うイメージが強いかもしれませんが、より速く丈夫な犬種を作り出そうと愛好家たちは努力しており、いつかは個体ごとのばらつきも減り、犬種として確立するかもしれないですね。