ノルウェー原産のそり犬、「グレイスター」について紹介します。
■犬種名
英語で”Greyster”と書きます。
■起源
1980年代半ばにノルウェーで、スキージョアリング、プルカレース、その他のそり犬のレースに使用するそり犬を目的として、グレーハウンド、ジャーマン・ショートヘアード・ポインターを交配することによって作られました。この2犬種の比率は不明ですが、ポインターも交配された可能性があるそうです。
レナ・ボイセン・ヒレスタッドと言う有名なマッシャーによって普及されたようです。
■特徴
グレーハウンドとジャーマン・ショートヘアード・ポインターの中間くらいの体型の大型犬で、スピードをグレーハウンドから、持久力と熱心さをジャーマン・ショートヘアード・ポインターから受け継ぎ、スキージョアリングやその他の似たスポーツにとても適しています。冬の条件でもそのスピードと持久力を発揮できるようです。主に短距離のレースで使用されます。力強く頑丈で他のそり犬の犬種より大きいため1、2頭のレースなどで使われます。大規模なチームやパックでの生活には適していません。また、家庭犬として飼われることもあります。
とても筋肉質で脚が長いです。
大きな垂れ耳と高い位置にある尾を持っています。
毛色はブラックやブラウンのパーティカラー、ティッキングまたはローンです。
毛質はスムースです。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
■まとめ
ノルウェー原産のそり犬、「グレイスター」について紹介しました。
そり犬と言えばシベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュートなどのスピッツタイプで毛の長い犬種を想像しますが、グレイスターなど新しい短距離レース用の犬種も作られているのですね。
見た目はジャーマン・ショートヘアード・ポインターとグレーハウンドの中間のようですが、中身もそのいいとこどりをした犬種なのですね。
どの主要なケネルクラブにも公認されていないようですが、そり犬としてだけでなく、カニクロスなどのドッグスポーツをする人や、ランナーやマウンテンバイクのコンパニオンとして人気があるようです。