「アラスカン・ノーブル・コンパニオン・ドッグ」について紹介します。
■犬種名
英語で”Alaskan Noble Companion Dog”と書き、”ANCD”とも呼ばれます。アラスカ原産なのではなく、北方系の犬種に似ており、高貴で堂々とした外観をしているためこの名前が付きました。
■起源
1990年代にアン・ドレッセルハウスによって交配が開始されました。
作出に使われた犬種は明らかにされていませんが、シベリアン・ハスキー、アラスカン・マラミュート、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ボーダー・コリー、ラブラドール・レトリーバー、グレート・ピレニーズ、グレーハウンドなどが使われたと言われています。オオカミの血が入っているかは不明です。
■特徴
体高は66~84センチ、体重は27~50キロの大型犬です。メスはこれよりも小さい可能性がありますが、メスにおいては大きすぎることは欠点とみなされません。(おそらくオスと同じ大きさでも、という意味です。)
ハーディングや様々なドッグスポーツ、セラピードッグに向き、良いコンパニオンドッグになります。他の犬にも友好的です。運動量は多いです。
耳は立ち耳で、尾は垂れ尾です。垂れ耳は欠点で、大きすぎる耳も小さな欠点です。尾は真っ直ぐに近く、巻き尾は欠点とされます。
ダイリューション、ホワイトを含む全てのソリッドカラーで、胸元と足先の小さい白斑のみ許可されています。ブラックが特に多く、ホワイトやブルーも存在します。尾の先の白斑や、大きな白斑は欠点とされます。また、シェーディングがある場合、色は緩やかに切り替わる必要があります。シベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュートのような顔の模様は欠点です。毛質はジャーマン・シェパード・ドッグからロングヘアードのアラスカン・マラミュートまでの長さです。
目の色は様々ですが、薄い色が好まれます。濃い茶色の目、バイアイや異なる目の色は小さな欠点とされます。
日本にも最近輸入されています。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
■まとめ
「アラスカン・ノーブル・コンパニオン・ドッグ」について紹介しました。オオカミに似た見た目とは裏腹に、コンパニオンドッグとして飼われているのは意外ですね。反対に、オオカミに似せて作られた犬種ですが、オオカミのようなウルフカラーよりブラックやホワイトの方が一般的であることも不思議ですね。