ブラジル原産のモロッサー犬種、「ピット・モンスター」について紹介します。
※写真は参考文献のリンクをご覧ください。
■犬種名
英語で”Pit Monster”と書き、”Pitbull Monster””Brazilian Monster””Extreme”などとも呼ばれます。「エクストリーム」は、この犬種のスタンダードがアメリカン・ブリーのXLサイズや絶滅したエクストリームサイズに基づいていることからそう呼ばれます。
■起源
その名の通り、「モンスターのような」見た目の犬を作り出すことを目的として21世紀にブラジルで作出されました。20世紀後半にはアメリカでアメリカン・ブリーを作出する動きがあり、それに触発されたと考えられます。原産国はブラジルですが、交配に使われた犬はほとんどがアメリカの血統です。
起源ははっきりとは分かっていませんが、アメリカン・ピット・ブル・テリアやアメリカン・ブリーなどの様々なピット・ブルを交配されました。交配に使われたのはレイザーエッジなどそれらの中でも大きく体重が重い系統の犬です。また、アメリカン・ピット・ブル・テリアから派生したイノシシ狩りに特化した犬種であるアメリカン・ワーキング・レッドやウェイトプルのために作出されたワーキング・ピット・ブル・ドッグが使われたと言われています。
現在主要なケネルクラブには公認されていませんが、ALKC(ラテンアメリカのケネルクラブ)やいくつかのブリー犬種の団体、ブラジルの登録団体には公認されています。またCBKC(ブラジルのケネルクラブ)ではアメリカン・ピット・ブル・テリアのバリエーションの一つとしてドッグショーに出陳できます。
■特徴
より大きなピットブル犬種を目指して作られたため、一般的なピットブルよりも大きいです。体重はオス40~60キロ、メス30~50キロ、体高はオス50~65センチ、メス45~55センチと言われていますが、オスでは体高50センチ以上、体重45キロ以上が好ましいとされています。CBKCの基準では、体高は48~58.5センチです。筋肉質で、頭が大きく、胸が広く、骨量があることが特徴です。ピットブルの特徴が誇張されているとも言えます。最近では骨格、噛み合わせ、遺伝病の有無が重視されています。
自信があり、勇敢で警戒心が強く、噛む力も強いため、しっかりとした社会化と服従訓練が必要です。優れた番犬、コンパニオンドッグとなり、家族には忠実で愛情深いです。
毛質は密度の高いスムースコートで全ての毛色が認められています。レッドノーズ(鼻や唇、肉球などが濃い茶色)のレッドが多く、ブルーノーズ(鼻や唇、肉球などがグレー)のブルーやトライカラー、ブラック、ホワイトなども存在します。胸や足先にホワイトの斑が入ることが多いです。
耳は短く断耳されることがありますが、尾は通常断尾されません。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
ALKC 公認
■まとめ
ブラジル原産のモロッサー犬種、「ピット・モンスター」について紹介しました。名前にもインパクトがありますが、作出に使われた犬も有名な血統が多く、体型も通常のピット・ブルに比べても大きいのですね。見た目重視で作出された犬種ですが、健康な犬種として確立されてほしいですね。
(参考)2024/11/28参照
Pit Monster, una raza nueva Brasilera – Kennel Club Argentino
Pit Monster – Wikipédia, a enciclopédia livre
Pitbull Monster: saiba tudo sobre o Pit Monster – Blog da Cobasi
Pit Monster – Filhotes de Pit Monster à venda
Pitmonster – Dog Breed Description and Photos | DogPack
Pit Monster: Tudo sobre o Pit bull extremado – Canil PitBully