ドイツ原産の猟犬種、「ハイデ・テリア」について紹介します。
■犬種名
ドイツ語で、”Heideterrier”と書きます。ドイツのリューネブルガー・ハイデ(Lüneburger Heide)地方原産であることに由来していると考えられます。
■起源
1971年、ドイツのニーダーザクセン州リューネブルガー・ハイデ地方で愛犬家のカール・ハインツ・マルコフとハンス・ヴェルナー・ヤンケが、イノシシ狩りや厳しい地形の条件で狩りができる犬を求めたことが始まりです。彼らはジャーマン・ハンティング・テリアやフォックス・テリアよりも大きい犬を求めており、ジャーマン・ハンティング・テリアを基礎にエアデール・テリアを交配して作出されました。アイリッシュ・テリアやブル・テリアを交配した系統もあると言われています。
2019年には犬種クラブが誕生し、狩猟適正を含めて繁殖基準が設けられています。現在ではドイツ各地の他、オランダやスウェーデンにもブリーダーが存在します。
■特徴
コンパクトな中型~大型犬サイズです。犬種標準には、サイズと体重に制限はなく、バランスが大切だと書かれている一方、体高はオスメスともに45~55センチ(理想は50センチ)と規定されており、体重も犬種標準には載っていないものの、30キロ未満(通常15~24キロ)であるべきとされています。これは、イノシシ狩りに適した体型とされているためです。体長は体高より長いです。
イノシシ狩り用に作られた犬種ですが、他の獲物の追跡や、陸上・水上でのレトリーブにも適しています。森林や深い雪といった条件下でも狩りができます。頑丈で耐久力があり、痛みに強いです。
性格は、勇敢で粘り強く、意欲的で活発です。また、家族に従順で扱いやすいです。
毛色は、ブラック&タン、ブラウン&タン、タン、レッド、ダークブリンドル、ブラック&タン ブリンドルポインツで、タンポイントのある毛色は通常のタン、クリーピングタン、サドルタンが存在し、ブラック&タンが一般的です。足先や胸元の白斑は許容されますが、胸の四分の一を超えてはいけません。毛質は密生していて粗いダブルコートで、硬いワイヤーヘアまたはショートヘアです。
耳は高い位置についた三角形の垂れ耳で、根本は少し立ち上がっています。尾は水平または軽く上を向いていて、三分の一の長さに断尾されることもあります。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
■まとめ
ドイツ原産の猟犬種、「ハイデ・テリア」について紹介しました。知名度は高くありませんが、実猟犬として数十年も前から活躍しており、能力も管理した犬種クラブがある犬種なのですね。また、「テリア」と入っていますが、イノシシ猟を目的としている点で珍しい犬種ですね。
参考(いずれも2026/1/15閲覧)
jagdlicher Heideterrier Verein e.V. – Home
jagdlicher Heideterrier Verein e.V. – Der Heideterrier- Rassestandard
Heideterrier Charakter – Wesen – Erziehung – Haltung | Hunde-fan.de
