ニュージーランド原産の牧羊犬、「ニュージーランド・ヘディング・ドッグ」について紹介します。
■犬種名
英語で”New Zealand Heading Dog”と書き、”New Zealand Eye Dog””Strong Eye Heading Dog”などとも呼ばれます。前から目で睨みを効かせて羊を誘導するため、この名前と別名がついています。
■起源
初期のイギリス入植者がニュージーランドに連れてきたボーダー・コリーが祖先と言われています。ボーダー・コリーの長い毛と、横たわる姿勢より暖かい気候に適応するように被毛は短くなりました。その際、グレーハウンドなどが使われたと言われています。身体も大きくなり、ボーダー・コリーのいくつかの特徴は失われました。
ニュージーランドでは四番目に多く飼われている犬種です。(2021年)
◼️特徴
ハンタウェイと違い、主に吠えずに前から目を使って羊を誘導するため、普段は物静かで冷静で、はたらくときには活発で知的で仕事熱心です。エネルギッシュで運動量はとても多く、ドッグスポーツなどにも向く犬種です。そのため、十分な運動をさせ、仕事を与えないと、子供や小動物を集めはじめたり、脱走したりするなど好ましくない行動に出ることがあります。あまり吠えないと言う意味では大人しいとはいえ、アパートで飼ったり、ドッグスポーツなどもしないペットとしてのみ飼うのには向かない犬種です。
体高は51~60センチで体重は25~30キロで、中~大型犬です。ハンタウェイよりも少し小柄です。
毛色はブラック&ホワイト、トライカラーなど様々です。毛質はスムースコートとショートコートの二種類あります。ショートコートの場合、首回りや尾などが少しだけ毛が長いです。
◼️登録
JKC 非公認
FCI 非公認
◼️まとめ
ニュージーランド原産の牧羊犬、「ニュージーランド・ヘディング・ドッグ」について紹介しました。日本にも存在しますが、JKCなどには登録されていません。ドッグスポーツなどをしたい人には向く犬種なので、フリスビーやエクストリームなどで活躍している犬が多いようです。