スペイン原産の牧羊犬種、「カレア・カステラーノ・マンチェゴ」について紹介します。
■犬種名
スペイン語では”Carea Castellano Manchego”と書きます。
■起源
原産地はスペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ(Castilla-La Mancha)地方です。
■特徴
素朴でバランスの取れた中型の牧羊犬です。垂れ耳と中くらいの長さでカールしていない尾を持ちます。
毛色はブラック&タン、ブラウン&タン、トライカラー、クリームなどで、細かい白斑が入ることもあります。上の動画にもあるようにブラック&タンが多いようです。
タンポイントのある犬には、「フォア・アイズ」、つまり目の上のタンポイントが頬のタンポイントとつながっていないタイプと、「マスク」や「グラッシーズ」と呼ばれる目のタンポイントが頬のタンポイントとつながり、より多くの部分がタンの毛色に覆われているタイプがあります。(一般的に「マスク」とは、特に犬の遺伝学においてフェオメラニン(薄い茶色など)発現の毛色の犬の顔や耳などに明確に表れる、ユーメラニンの模様のことを指しますが、この場合は一般的に言う「クリーピング・タン」に近い意味を持っていると思われます。)
毛質はスムースかまばらにウェーブのかかったワイヤーコートでざらざらとしていて厚く、あごひげの生えているものもいます。また、首回りなどの毛は特に長めで厚い場合があります。
■まとめ
スペイン原産の牧羊犬、「カレア・カステラーノ・マンチェゴ」について紹介しました。
JKCやFCIには今のところ登録されていない犬種なので、日本ではあまり知られていないと思いますが、過去にテレビ番組に出てきたこともあるようなのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
日本語、スペイン語共に検索すると写真や動画が見つかると思いますので検索してみてください。