イタリア原産の牧羊犬、「カネ・ディ・オローパ」について紹介します。
■犬種名
イタリア語では”Cane di Oropa”と書き、”Cane da pastore di Oropa””Cane da pastore biellese””Cane da Pastore delle Alpi”とも呼ばれます。
■起源
イタリアの西アルプスのビエッラ県原産で、古代からアルプスに存在した犬の子孫であり、羊や牛の誘導に使用されている。
■特徴
中型~大型の牧羊犬で、抵抗力があり、力強く元気です。
耳は立ち耳が多いが半直立耳などもあります。
尾はナチュラルボブテイル(ブラキウリ)や短尾であることが多いです。
毛色はブラック、ブルーマール、ブラック&タン、ブルーマール&タン、フォーンなどで、コートの総表面積の50%未満の白斑が入ることもあります。
毛質はミディアムショートまたはセミロングです。
■登録
JKC 非公認
FCI 非公認
ENCI 公認
ACL 公認
■まとめ
イタリア原産の牧羊犬、「カネ・ディ・オローパ」を紹介しました。
以前紹介した「カネ・ダ・パストーレ・デラ・レッシーニア・エ・デル・ラゴライ」と共通の祖先をもち、そのマールの毛色などといった見た目も似ているカネ・ディ・オローパですが、無尾や短尾が多いなど、異なる形質も多くあります。カネ・ディ・オローパはアルプス地方の原産なので、高地での放牧でも力を発揮できるように改良されたために身体にも特徴的な形質が表れたのかもしれませんね。