アルデンヌ・ブラッケ


ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク原産(スタンダードでは原産国はドイツ)の猟犬種、「アルデンヌ・ブラッケ」について紹介します。

アルデンヌ・ブラッケの子犬

■犬種名

ドイツ語で”Ardennenbracke”と書きます。

アルデンヌはベルギー南東部、ルクセンブルク、フランスの一部にまたがる地方の名前です。

■起源

アルデンヌ地方のサン=ユベール(英語読みでセント・ヒューバート)修道院ではブラッド・ハウンドや他のいくつかの猟犬種の祖先と考えられる犬がいました。これがフランス革命の頃に絶滅したセント・ヒューバート(St.Hubert’s Hound)と考えられます。ちなみにサン=ユベール修道院の名前の由来となった聖ユベールは、狩猟者と犬の守護聖人でもあり、この地域では猟が活発に行われていました。アルデンヌ地方の猟犬は猟師からその能力を高く評価されていました。

アルデンヌ・ブラッケはセント・ヒューバートの変種と考えられています。

1958~1959年にアルデンヌ・ブラッケについての記述があり、その頃バイエルンのアルブレヒト公爵(アルブレヒト・フォン・バイエルン)がベルギーから来たアルデンヌ・ブラッケを猟犬のパック(群れ)に入れたと言われてますが、それ以降は記述もなく保存の計画の記録もありませんでした。

1986年からアルデンヌ・ブラッケの保存が始まり、2009年にはArdennenbracke e.V.協会が設立され、繁殖と保存が行われています。2009年には120頭程度でしたが、現在では300頭以上に増えています。

繁殖されているアルデンヌ・ブラッケが初期のものと全く同じかは分かりませんが、外観や性格などは同じ特徴を受け継いでいます。現在でも単なるペットとしてではなく狩猟犬や警察犬として飼育されています。

■特徴

体高はオス53~62センチ、メス46~57センチの中型犬です。重すぎず筋肉質で持久力と敏捷性を備えた身体です。ライト、ミドル、ヘビーの異なるタイプがあります。鼻がよく利き、獲物の匂いや姿を見つけた時に吠える、「スプルラウト」、「ズィヒトラウト」という能力を持ちます。

家族や子供には優しくて愛情深いです。家庭では注意深く自信に満ちていますが、攻撃的ではありません。狩猟の際には意欲的で、訓練は好きですが頑固なところもあります。

この犬種の初期の頃から共通の特徴として、水が好きなところが挙げられます。

毛質は光沢のある密生したスムースコートです。毛色はブラック&レッド(タンポイント、サドルマーキングなど)が最も多く、次いで差し毛のあるディアレッド、レッドブリンドル、ブラックです。他にもダークブリンドルなどがあります。ブラック&レッドとディアレッドで8割以上を占めています。いずれもレッドは濃く、ブラッケンシュテルンと呼ばれる胸の小さな白斑は許可されます。

耳は中程度~長い垂れ耳で、尾は長い垂れ尾です。

■登録

JKC 非公認

FCI 非公認

■まとめ

ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク原産の猟犬種、「アルデンヌ・ブラッケ」について紹介しました。FCIには公認されていませんが、高い能力を持つ犬種がまだ保存されているというのは嬉しいですね。

(参考)

Ardennienajokoira – Wikipedia

Verein Ardennenbracke e.V. – Geschichte


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